あっ!メダカの卵!|メダカの卵を見つけたらワクワクドキドキ
メダカを飼い始めたばかりの人の中には、
「あっ!卵がおなかについている!」
「卵がおなかについているけど、どうしたらいいの??」
と、嬉しいやら、戸惑いやらの気持ちを持っている人がきっといると思います。
私も初代メダカが産卵した時、同じ気持ちを持ちましたよ!
4年前に初代メダカを購入、その後知人から稚魚を10匹ほどもらったのが始まりです。
2021年の8月までに3回ほどメダカの卵を育て孵化させました。卵を育て孵化させるのは毎年7月~8月の夏の時期です。(後ほど詳しくお話ししますが、メダカの産卵時期は4月~10月の約6か月間です。)
めだかを飼い始めて間もない人にとって、メダカの産卵は最初のイベント(笑)と言えます。
人間のお産と一緒です。ご自分のお子さんが「初産を迎える」のと同じです。
おじいちゃん、おばあちゃんになる気持ち。
メダカを飼い始めて、最初にいだく喜びと戸惑いの気持ちです。
この喜ばしいイベントを迎えることになったら、あなたもメダカ飼育のおもしろさを存分に実感できる場面に入ったということです。
毎日、自分がまるで観察博士、助産婦になった気分になります。
楽しいですよ~♪
この記事では、「メダカの卵を見つけたら」「どうしたらいいの?」の疑問へお答えしています。
それでははじめます!
👀👀🐡
目次
メダカの産卵時期 室内で飼う場合
メダカの卵を見つけたら
メダカの卵 採取方法
メダカの卵 白いけれど大丈夫?
メダカの卵 無事に孵化するのはどんな卵?
メダカの産卵時期 室内で飼う場合
1年のうち、産卵時期が長~いメダカ。どのくらいだと思いますか?
なんと、
4月~10月 6か月間
と言われています。
太陽の光があたる度合いの違う、室内と屋外では多少の違いはあると思います。
室内で飼う場合、私の経験では毎日安定して暖かくなる5月GW頃には産卵を開始していると思います。
基本的に産卵時期には毎日卵を産みます。
1回に産む卵の数は10~15個ほど。(1匹)
仮に2匹のメスが産卵したとしたら、この6か月間の間に相当数の卵を産むことになります!! 計算してみてください笑
メダカの卵を見つけたら
「うちのメダカ、卵がお腹にぶらーんとついているの、どうしたらいい??」
と友人から聞かれたことがあります。
そうですよね、初めてメダカの産卵を経験した時、そう思いますよね。
メダカの卵を見つけたらどうしたらいいか、その方法についてお話しします。
◆ 卵を親水槽とは別な水槽(容器)に入れる
親メダカは卵を食べてしまいます! 水槽の床に落ちた卵、水草についた卵、卵とわかればぱくぱくと食べてしますのです。。ちょっと残酷ですが。
ましてや孵化した稚魚も食べてしまいます。ですから、卵を見つけたら、まずは別な水槽(容器)に入れて親と隔離しましょう。 別な水槽(容器)に入れる水は水道水を直接そのまま入れて構いません。
どうやって卵を取るの??
それでは、卵の取り方についてお話しします。
卵の取り方
基本的に3つの方法があります。
◆ 水草についた卵をそのまま別な水槽(容器)に移す
◆ 産卵床についた卵をそのまま別な水槽(容器)に移す
◆ メダカのお腹から指で卵を取る
それぞれもう少し詳しく説明しますね。
水草についた卵をそのまま別な水槽に移す
メダカの産卵期になったら、水槽に水草を入れてください。水草の種類は基本的になんでもいいです。オススメは水面上に浮くタイプの浮草です。水草の水中につかった根の部分に卵を産み付けます。
浮草の根の部分に卵が産みつけられているのを確認したら、その水草ごとそのまま、水をはった別な水槽(容器)に移しましょう。
私は次の水草を親メダカの水槽に入れています。
◆ トチカガミ(浮草)
◆ ドアーフアマゾンフロックピット(浮草)
◆ アオウキクサ (浮草)
◆ アナカリス(水中草)
水草はAmazon、Yahoo、楽天などのネットショップで購入できます。
私はメルカリで「無農薬水草4種セット」で購入しました。
購入したのは8月の酷暑の時期だったので、郵送されて届く水草、浮草はちゃんとしたものなのか、暑さで途中でダメになってしまうのではないかととても心配でした。
ですが、、全然大丈夫でした!
乾かないようにとても丁寧に梱包されていたので、手元に届いた時も青々と生き生きとした状態でした。親メダカ達も新鮮な浮草、水草にとっても喜んでいたように見えました。
近くに水草、浮草を売っているペットショップやお店が無い場合には、ネットショップで購入するといいですよ。
産卵床についた卵をそのまま別な水槽(容器)に移す
メダカは水草に卵をすりつけるとお話ししましたが、水草ではなく、産卵床というものに産み付けてもらう方法もあります。
産卵床とは、簡単にいいますと卵をすりつけやすい物体(?)のことです。
いろんな種類がありますが、その一つが写真のものです。
おもしろい形ですよね!
産卵床はネット通販や、DIYセンターのペットショップ用具売り場で購入できます。
でも、自分でも作れます。
100円ショップで材料を全部揃えることができ、簡単に作れますからぜひご自分で作ってみてください。
このタイプの産卵床でなくても、作るという作業を要さない産卵床になるものがあります。例えばボディタオルを適当な幅に切ってくるっと巻くだけでも産卵床になります。
また、食器洗いスポンジを切って入れるのももうひとつの方法です。
ようは、卵がひっかかりやすい素材であれば、何でも産卵床になるということです。
私は産卵床を自分で作って水槽に入れています。
実際の産卵床はまた別記事で詳しく説明しますね。
メダカのお腹から指で卵を取る
えっ、指で卵を取るの? 取れるの?と思っていらっしゃいますよね?
はい、ちゃんととれるんです。
ただし、うまく取れるようになるまでちょっと時間と経験が必要となります。うまく取れるようになるまで、メダカにすごくストレスを与えてしまったり、下手をするとメダカを傷つけてしまうことも無きにしもあらずです。
ですからメダカを飼い始めて間もない、初心者の方にはオススメしません。
水草や産卵床に産み付けてもらう方法がいいですよ。
じゃあ、この方法に何かメリットがあるの?
はい、あります。
それは、卵を大量にとることができるのです。
たくさんのメダカの卵を孵化させたい!と思っている方には向いている方法です。
お腹から直接卵を取る方法は次回、別記事でくわしく説明しますので、楽しみにしていてくださいね。
それではメダカから取った卵についてお話しします。
メダカの卵 白いけれど大丈夫?
卵を無事に別な水槽(容器)に移しました。
数日すると、卵の様子も変わってきます。「あっ、卵が白い、、大丈夫かなぁ、、」と思う卵も出てきます。 こういう卵ですね。
この白い卵は、無精卵です。無精卵は、産卵したての卵は透明ですが時間がたつと白く濁ってきます。白く濁った卵は孵化しませんから、水槽(容器)からすぐに取り除いてください。
メダカの卵 カビ
卵に水カビが生えてしまうものもあります。カビが生えた卵も白くなってしまいます。
白カビが卵に生えないようにするには、必ず水道水を直に水槽(容器)に入れること、水は毎日変えることです。
先にもお話ししましたが、卵を入れておく水は「水道水そのまま」です。メダカを飼う時の水は「カルキを抜いた水」です。ここが大きな違いですね。
「カルキが入った水道水」はメダカにはだめで、どうして卵には使っていいの? の疑問が浮かんできますよね。
水道水の「カルキ」は卵にカビが生えるのを防いでくれます。
カルキの正式名称は「次亜塩素酸カルシウム」。カルキは塩素が原材料で作られていているので、高い殺菌力をもっています。ですからカルキを含んだ水道水に卵を入れておくとカビから卵を守ってもらえるのです。
カルキは日光にあてると、どんどんなくなってしまいます。ですから、水槽(容器)の水は毎日取り換えましょう。
それでも水カビが生えてしまった卵を見つけたら、すぐに水槽(容器)から取り出してください。また他の透明な卵とくっついている場合は、すぐに透明な卵から取り離してください。カビが透明で健康な卵へ移ってしまいますから。
メダカの卵 無事に孵化するのはどんな卵?
無事に孵化するのは当然有精卵であることです。
有精卵は、きれいな透明な色か、黄色っぽい色をした卵です。
写真のような卵が有精卵といえます。
(透明な卵の写真が撮れましたら、またブログにアップしますね。)
水槽(容器)に移した卵は、お天気の良い日はできるだけ外に出して太陽の光を浴びさせてあげましょう。そうすることによって水温も上がり卵も活発に成長します。(ただし真夏の直射日光は避けてくださいね)
室内においておいてもぜんぜん構いませんが、やはり日当たりの良い窓際に置いてあげましょう。
別記事で毎日の卵の成長過程を書いています。毎日卵がどのように変化していくのかがわかります。
かわいいメダカ、みなさんも楽しんで飼っていきましょう♪